
はじめまして。こんにちは。
講師のネロリと申します。
インスタからご訪問してくださった方、検索から来てくださった方。
ありがとうございます!
みなさまのエクセルスキルアップにつながる発信ができるよう、心がけています。
ゆっくりでいいので、一緒にがんばりましょう。
社会人になり、会社で仕事を始めると「エクセル」のスキルを求められることが多くなります。
カンタンな表計算なら、なんとなくわかるけど・・・仕事で必要なのもそれくらいだし・・・。
と、立ち止まっているのは、とってももったいないです!
スキルを磨いてできることを増やせば、
給料アップにもつながるかもですし、
作業の効率化も図れて、無駄な残業ナシ!
職場でも「エクセルのことなら●●さんに聞こう」と
頼られる存在にもなれるかもしれません。
「エクセルを初めて触るんです」という方も、ご安心ください。
エクセルのソフトを開く、ファイルを開く、というところからやっていきます。
ゆっくりペースで、一緒にエクセルを学んでいきましょう。
第1章 エクセルについて
エクセルは表計算ソフトです。
エクセルにできることは、
- 表計算
- グラフ作成
- データベース機能
このような3つの機能があります。会社で先輩方が作ったり、使っている大きな表、データも基本はこれです。
最初は小さなところから始めて、少しづつ理解を深めていけば大丈夫です!
では早速始めましょう。
エクセルの起動
①デスクトップ左下の「スタートボタン」をクリックします。
②「ピン留め済み」の一覧の中にあれば、クリックします。「Excel」という名前の緑色のアイコンです。

③上記の場所「ピン留め済み」に無い場合は、
「すべてのアプリ」の中にあります。
④クリックして「E」の一覧の中から探して、クリックします。


⑤これでエクセルが起動します。
⑥「空白のブック」をクリックして、「ワークシート」
という入力画面を出します。
ここに、数字や文字を入力していきます。


⑦ エクセルソフトの別の開き方として、デスクトップにアイコンを置いておくと、そこから起動できます。
(動画をご覧ください)
画面の名前

ほかにもまだ、名前のついたパーツはありますが、最初はこれくらいを覚えておけると、解説書や、説明のブログや動画などを見た時にもより分かりやすく、頭に入ってくると思います。
どっちが行?どっちが列?
「行」と「列」の見分け方
エクセルには「行」と「列」があります。
「1」「2」「3」と数字が表示されているほうが「行」です。
「A」「B」「C」とアルファベットが表示されているほうが「列」です。

こんな覚え方もあります!参考にしてみてくださいね。
ウインドウの大きさでボタンの形が変わる
エクセルのウインドウを縮めると、リボンの中のボタンの形が変化します。
どこが変化するかというと、ボタンがコンパクトにまとまっていきます。
そして、例えば「数値」の下向き三角形をクリックすることで、まとめられて隠れていたボタンが出てきます。
エクセルに慣れるまではウインドウはなるべく大きくして使っていただけると、ボタンを探して困る時間を少なくできると思います。
ブックを開いてみよう
正式には「ブックを開く」というのですが、一般的には「ファイルを開く」という言いかたが多いです。
会社などでも「エクセルの●●ファイルをメールで送って」といった言いかたが主流です。(今まで「ブックを開く」の言いかたを聞いたことがありません!!)
では、ブック(ファイル)を開いてみましょう。(パソコンでお試しください)
やってみよう!
エクセル基礎講座用に用意したブック(ファイル)がありますので、よろしければそちらを開き、作業するとより分かりやすくなると思います。

ご自分のPCにファイルを保存し、開けましたか?
できることがいっこ、増えましたね!
では、開いたファイルを触っていきましょう。
セル選択(キーボードから)
開いた「データ入力の練習.xlsx」を使って、セル選択の練習をしてみましょう。
セル選択には
- キーボードで移動し選択
- マウスで移動し選択
があり、どちらもひと工夫加えることで、時短・効率的にセル選択することができます。
まず、キーボードで移動し選択してみましょう。
ファイルをよく見ると、
「A列」の「1行目」に緑色の枠が付いています。
ここが今、選択されているセルです。
この緑色の枠の名前は「アクティブセル」といいます。
名前は急いで覚えなくても大丈夫です。

セルの選択を「C3」にしてみましょう。
キーボードにある上下左右の矢印キーで、さっきA1にあった緑色の枠(アクティブセル)をC3まで動かします。
左上のボックスに移動させた位置「C3」が表示されます。
このボックスのことを「名前ボックス」といいます。
名前は急いで覚えなくても大丈夫です。


これがセル選択を「キーボードでおこなった」ということです。カンタンですよね!
では次にセル選択を「マウスを使って」やってみましょう!
セル選択(マウスを使って)
この講座の最初のほう ここ(画面の名前) でもご紹介した通り、数字や文字をいれる小さい枠を「セル」と言います。
キーボードを使って移動・選択すると「ひとつずつ」隣のセルに移動する動きになります。
いっきに離れたセルの移動・選択には、マウスを使いましょう。
ブック(ファイル)は開いていますか?
もし閉じてしまったなら、ここからもう一度「データ入力の練習.xlsx」を開きましょう。
「C3」にマウスポインタをあてます。マウスポインタの形が「白くて太い十字」になります。
この形になったらクリックします。ここでも少し触れた、「名前ボックス」を見てみてください。「C3」と表示されています。
今、どこが選択されているかが、わかるようになっています。

これがセル選択を「マウスでおこなった」ということです。カンタンですね!
マウスポインタの形「白くて太い十字」になっているか、だけを気を付けておけば大丈夫です。
複数のセル選択(マウスを使って)
複数のセル選択をやってみましょう。動画を使って解説します。
- 「A1」を選択しておきます。マウスポインタを「A1」セルの真ん中あたりに持っていき、白くて太い十字になったら、
- 「C15」までドラッグしてみましょう。(「A1」から「C15」まで左ボタンを押しっぱなしでマウスを動かします。)
- このようにドラッグすることで、複数のセル選択ができます。選択された場所は、色が薄いグレーに変わります。
- この選択を解除するには、どの場所でもいいのでクリックするとできます。
<応用編>
マウスだけでなく、キーボードも合わせて使い、広い範囲の選択をもっと簡単に失敗を少なくする方法をやってみましょう。
- 始点のセル(ここではA1)を選択してから、「Shiftキー」を押して最終セル(ここではC15)をクリックします。
これでOK。 - もう一度説明すると、
1、A1をクリック
2、Shiftキーを押しっぱなし
3、C15をクリック
ドラッグでのセル選択は、狭い範囲の選択時に使う、
Shiftキーと合わせて使うセル選択は、広い範囲の選択時に使う。
という使い分けで、範囲選択が楽にできるようになります。
マウスポインタの形

エクセルには、いくつかのマウスポインタの形があります。
形と役割。これについては、がんばって早めに覚えましょう!
白くて太い十字 |
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十字と矢印が重なっている |
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黒い十字 |
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白い矢印 |
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アルファベットの「I」の形 |
![]() |
第2章 データの入力
エクセルで使うデータには、「数値」「文字列」などがあります。
それぞれを入力するときには、日本語入力のオン・オフを切り替えましょう。
データの種類 | 内容 | 日本語入力 |
数値 | 123、などの数字。計算をするための数字。 | オフ |
文字列 | あいう、などの文字。 | オン |
日本語入力のオン・オフを切り替える場所ですが、パソコン画面の右下に図のようなアイコンが並んでいる場所があります。
「あ」の状態を、日本語入力オン
「A」の状態を、日本語入力オフ
と言います。
「あ」の上、「A」の上をクリックすると、切り替えることができます。


ですがこの切り替えは、マウスでするよりも、キーボードで行うのが早くて効率的です。
キーの位置はこちらです。
キーボードの左上にある「半角/全角」キーを押して、切り替えます。
上記でご案内したパソコン画面の右下のアイコンは、「今、どっちになっているか」を確認するために使います。

数値の入力
では、日本語入力オン・オフの切り替えを踏まえて、数値の入力をやってみましょう。
「データ入力の練習.xlsx」を使うので、もしファイルを閉じてしまっていたら、パソコンのデスクトップかドキュメントに保存したファイルをひらくか、 こちらから再度ダウンロード(エクセル基礎講座第1回 データ入力の練習.xlsx)できます。
まず、日本語入力がオフになっているか、確認します。パソコンの画面右下のアイコンが「A」になっていればOKです。

この状態ですね!

「C3」の位置にマウスポインタを移動し、白い十字の形のまま、一回クリックします。「C3」が緑色の枠で囲まれたこの状態が「C3」に入力できる状態です。
キーボードの数字キーを使って「1234」と入力します。
入力できたら「Enter」キーを押して確定させます。
緑色の枠が下に移動し、数字がセル内の右に寄りました。
「緑の枠が下におりて、数字が右寄り」のこの形をちょっと覚えておきます。
文字の入力
では、次に文字の入力をやってみましょう。
1.まず、日本語入力がオンになっているか、確認します。パソコンの画面右下のアイコンが「あ」になっていればOKです。

この状態ですね!

2.「C6」の位置にマウスポインタを移動し、白い十字の形のまま、一回クリックします。
緑色の枠で囲まれたこの状態が「C6」に入力できる状態です。
3.キーボードで「あいう」と入力します。
4.入力できたら「Enter」キーを押して、文字(ひらがなや漢字など)を確定させます。
5.もう一度「Enter」キーを押します。
6.緑色の枠が下に移動し、文字(ひらがなや漢字)がセル内の左に寄りました。
入力を確定させると、数字はセルの右寄り、文字はセルの左寄りになります。
これはエクセルが判断して、寄せてくれています。
日本語入力オン(「あ」の状態)でも、数字は入力できます。「Enter」キーを2回押せば、数字は右寄せされ半角で入力されます。
ココがポイント
数字と文字入力の大きな違いは、「Enter」キーを押す回数です。
数字は、「Enter」キー1回で確定できる
文字は、「Enter」キー2回で確定できる
のですが、上記でもすこし触れたように、数字入力は日本語入力オン(「あ」の状態)でもできるのです。
小さな表なら大丈夫なのですが、仕事などで、大きなデータ・たくさんの数字などを入力する際には、
2回Enterキーを押さないと確定できないことが
とても非効率になってきます。
なので日本語入力のオン・オフの切り替えはキチンとしたほうがよいと思います。
日付の入力

数字や文字はエクセルが判断して、右寄せや左寄せなど良きように設定してくれます。
日付や時刻はどうなるのかを、やってみましょう。
データはこちら(エクセル基礎講座第1回 データ入力の練習.xlsx)が開きます
1.「C9」を選択します。
(マウスポインタは白い十字です)
2.キーボードから「9/9」と入力してみましょう。
3.Enterキーを押して確定します。
4.エクセルが判断して、日付の表示にしてくれます。「9/9」以外には「9-9」でも日付と判断してくれます。
ポイントはここ!
動画で解説した「数式バー」を見る癖をつけましょう!
9/9とだけ入力したのに、実際には西暦も入っています。
数式バーを見て入っているデータを確認するのは、今後も大切になってきます。
まとめ
- セル選択は、キーボードからとマウスからできる。
- マウスポインタの形は数種類あって、各々仕事が違う。
- 日本語入力オン・オフの切り替えをする。
- 数字は、日本語入力オフで入力。
- 文字は、日本語入力オンで入力。
- 日付は、日本語入力オフで入力。
- 数式バーを見る癖をつける。

おつかれさまでした!
ではまた次回の講座でお会いしましょう。